空手家のニュース

見られた方も多いかも知れないですが、こんなニュース。

空手は身を守るために発展した武道・・・とはいえ、実際に熊が襲ってきては理想、空手家としてとるべき行動…などとは言う余裕はないでしょう。命を最優先とする対処に尽きると思います。

ただし、このニュースを読んだあと、空手を学ぶものとして何を得たらよいでしょうか!?

牛、トラ、熊・・・などの猛獣と戦い己の強さを示した空手家の話はよくありますが、空手は強い、これぞ伝説だ、襲われたらこうすれば勝てる・・・すごいんだなという感想で終わりか?それもその通りかもしれませんが、"戦わないで済む方法はなかったのか??"と考え悩むのが、和をモットーとした空手の教えではないかと思います。


こんな話を思い出しました。

君主から猛牛と戦えと命ぜられた、松村宗棍という空手家のお話(およそ200年前の琉球でのお話)。宗棍は、勝負を命ぜられて以降、その日まで毎日毎日(10日間)、つながれている対戦相手の牛のところに行き、扇子のようなもので鼻頭を打ち続けました。やがて、猛牛は宗棍を見るなりおとなしくなっていたそうです。勝負当日、興奮状態であった猛牛も宗棍の顔に気づくなりおとなしく逃げ回ったという話。事情を知らない君主、見物者は「さすが琉球随一の空手家だ」と称賛したそうです。

知恵によって戦わず事が済んだという、このエピソードは好きです。

何事にも事前準備を慎重に、無用な危険、リスクを回避するよう応用したいですね。


つくば道場野村

人間空手善心道

「強く」よりも「かっこよく」 倒すのは敵ではなく己の弱気

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